精神保健福祉士の国家資格を独学で取得することは可能でしょうか?
経済的・時間的な問題でスクールで学ぶ余裕がない場合、できることなら独学での資格取得したいとお考えの方もいらっしゃいますよね。
精神保健福祉士のニーズ
精神的な障害のある人が日常生活をスムーズに送り、社会参加ができるようにサポートをする精神保健福祉士は、まだ資格取得者の数が少ないことからニーズの高い資格といえます。
また介護の仕事をしていると、精神保健に関する知識の必要性などを感じることも多く、働きながら取得を目指すという方も多くいます。
国家試験の受験資格
しかし、精神保健福祉士はなりたいと思えば誰でもがなれるというものではなく、まず、専門的な勉強をして国家試験に合格しなければいけません。
また試験を受けるための条件もいくつかあり、最短ルートは指定科目が履修できる福祉系の4年生大学で学ぶこととなっています。
もちろん精神保健福祉士になるためのルートはindex.html#daigaku他にもあり、短大や一般大学に通った場合、指定科目の履修と専門の養成施設で1~2年程度の実務経験などが必要となります。
また社会福祉士として働いているような場合は、養成施設で6ヶ月の講習会などを受けなければいけません。
独学でも可能!
このように精神保健福祉士は受験するための条件がいくつかあるのですが、試験勉強に関しては独学でも可能となっています。
なぜなら、受験するための条件を満たしている時点で、精神保健福祉士の国家試験に必要となる専門的な知識や基礎的な考え方をある程度学んでいるからです。
また精神保健福祉士の国家試験は暗記がメインということからも、合格するためにはどのような受験勉強を行えばいいのかを明確に把握して、きちんと勉強のスケジュールをたてて進めていけば独学でも問題ないといえます。
ただし、独学の場合、全てを自分で決めなければいけないため、なにか分からないことがあったり、自分の勉強法が正しいのかと迷った時に立ち止まってしまう可能性も出てしまいます。
ですので、独学で資格取得を目指すのであれば、過去問などもしっかりカバーした市販のテキストをきちんと選ぶこと、学生であればいざという時に相談にのってくれる教授や講師を頼ることも視野に入れておくとよいでしょう。
介護施設や・病院で働いている場合は、職場の同僚の精神保健福祉士に相談に乗ってもらえると心強いですよね。