働きながらPSWを目指そう!

精神保健福祉士の仕事内容をご紹介します

精神保健福祉士とはどんな仕事内容なのでしょうか?

精神保健福祉士とは?

精神保健福祉士のお仕事って、なかなか一般的には知られていないお仕事ですよね。

このお仕事は、医療機関や自治体、その他福祉施設において患者さんの家族からいろいろな相談を受け、それに対して適切なアドバイスをしたりケアを行うのが主な仕事内容となります。

どこに勤務するかによって、具体的な仕事内容は異なります。

病院に勤務している場合には、医師や臨床心理士などとチームとして患者さんのケアに関わることが多くなりますし、行政機関への手続きに関する書類作成をサポートしたり、給付金制度についての情報提供を患者さんおよび家族にすることも仕事内容となっています。

行政機関での精神保健福祉士の仕事【具体例】

最も関わる診療科目は?

精神保健福祉士が関わるのは医療機関の中でも精神科となります。

総合病院の中に精神科が設置されていることもあれば、専門病院として精神科の身が設置されている病院もありますが、この診療科目は他の科目とは入院形態が大きく異なっている点が特徴です。

例えば、症状がそれほど重傷ではない患者さんが任意で入院することもありますし、医師と保護者が同意をすることで患者さんを入院させる医療保護入院もあります。

また、緊急時やトラブルが起こった時にやむ負えなく行う応急入院では、72時間という時間の制約はありますが、患者さん本人も保護者の同意も必要なく医師の判断で入院させることが可能となります。

さらに、周囲の手には負えない場合および周囲に危害を加えるリスクが高い場合には、本人が嫌がっても措置入院と言って強制的に入院させることもできます。

精神科という診療科目は、患者さんの容態をはっきりと目で確認して線引きができるわけではありませんし、精神系の疾患を取り扱う科目のため、患者さんの人権がきちんと守られているかをチェックすることが難しいものです。

精神保健福祉士の仕事内容には、こうした患者さんの立場に立って、人権擁護がきちんと行われているか、入院は適切な措置なのかどうかをチェックしたり注意観察することもあります。

けっこうメンタル的にハードな仕事なので、精神面でキツイと感じる人は多いですね。

臨床心理士と精神保健福祉士の違いとは?

体力面もハードな仕事

どのようなタイプの職場に勤めていても、精神保健福祉士のお仕事は、地域社会とのかかわりが大きくなるのが特徴となっています。

患者さんの家族から相談を受けることも多いですし、患者さんの精神状態を憶測しながら適切な処置を行うことって、思っている以上にハードですし、体力が必要になることも多いですね。

だからなのか、女性だけでなくたくさんの男性が精神保健福祉士の仕事に従事しています。

⇒精神科ソーシャルワーカーの仕事

⇒精神障害者の就労支援施設で働くPSW